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中高年に多い一般の糖尿病は、食事の取りすぎや運動不足に遺伝的要因などが加わって発症する。

インスリンの働きなどが下がり、血糖値が高い状態が続く。血管への影響が大きく、目の網膜や腎臓など細い血管がある組織や、心臓などの太い血管に異変が起こる。

発症すると根本的に治すことはできず、重症になると失明、人工透析、足の切断などを余儀なくされる。

合併症が出るまでの期間は年齢や血糖値などで異なるが神経や目で7〜8年、腎臓で15年ほどという。

逆にいえば、最初のころは目立った症状がないのがこの病気の特徴だ。

そういう段階でも運動や食事に気を配ることが重要になってくる。

それで血糖値が改善しないなら、飲み薬や注射薬で血糖値を正常範囲に近づける。

数週間〜2カ月に1回、通院して状態を確認することが大切だ。

通院していれば、血糖値が上がってもタイミングよく別の治療ができる。

ところが、厚生労働省の研究班が全国2200人を対象に調べると、2009年10月〜10年9月末までの1年間に受診を中断する患者が8%おり、珍しくないことがわかった。

受診しないまま2カ月以上過ぎた例を中断とした。

中断した人は50歳未満の働く男性に多く、「仕事が忙しい」「体調がよい」「今通わなくても大丈夫」「医療費が負担」などを理由としていた。

研究班を率いた国立国際医療研究センターの野田光彦糖尿病研究部長は「自覚症状がないため治ったと誤解する人や、治療の優先順位を自分で低くしてしまった人が多い」と分析する。

そこで、研究班では医師向けの「糖尿病受診中断対策マニュアル」を今年5月に作成。

夜間や休日に受診できるよう医療機関が工夫したり、安価な後発医薬品の処方を検討したりすることが大切だと訴えた。

中断してしまった人に電話やメールで受診を促すことも有効だと記している。

受診を中断すると合併症の程度が重くなるとの調査結果もある。

東京女子医科大学糖尿病センターが患者133人を追跡すると、1年以上治療を中断した人は続けた人より合併症がひどくなっていた。

しかし「それでも中断率を下げるのは難しい」と内潟安子センター長は打ち明ける。

5年前に糖尿病と診断されたBさん。

直後は運動と食事に気を配り血糖値を下げる努力をしたが、ここ1年は受診していない。

「薬をもらうでもないのに病院に行くのは面倒。

行くたびに痩せろとか、自己管理が悪いとか医師に言われるので嫌になった」。

内潟センター長によると、患者の血糖値を下げることだけに医師や家族の関心が向きがちで、生活の質の面で不満を感じる患者も多いという。 こうした患者の声に耳を傾ける動きも出始めている。

朝日生命成人病研究所では、最初の診察から1カ月以内に中断する例が多いのに着目。

看護師・管理栄養士が協力して患者の生活パターンなどを聞き出し、自宅でできる食事療法などをわかりやすく説明するようにした。この工夫で中断率を下げることができた。

糖尿病診療を専門とするぽらんのひろば井上診療所では、タブレットを活用し、患者が感じる治療の不満や生活の不安などを聞き出している。

アプリで約30項目の質問に答える。

「治療で仕事や用事が妨げられる」「行動範囲が狭くなる」「時間通り治療する場所が見つけられない」などという本音が浮き彫りになるという。

この取り組みで、インスリン注射を始めたCさんが外食などの際に治療の負担を感じているのがわかった。

皮膚の炎症で十分眠れていないことも判明し、薬を調整した。

井上朱実院長は「自覚症状がないだけに、患者が受診を中断するのも無理はないと考えるべきだ」と話し、医師側の認識を変える必要性を訴えている。

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